GOSEN
[BIOGUT
POLY MULTI 16]
前回<テニス界までが「安けりゃいい」になってはいけません>と
言い切りましたが、逆に言えば「高ければいい」訳でもありません。
幸いテニスメーカーさんがその様な商品を出したのは見た事がありませんが。
現場の我々はお客様個々に合った物をお薦めすることを信条にしています。
ナチュラルガットが名実共にストリングの最高峰なのは
前回も述べた通りですが、学生さんやグリグリのトップスピンを
得意とする方等、頻繁に張り替えが必要な方にはコスト高なのも事実。
レックテニススクールの若手コーチ達もプレー中にストリングが切れる度に
「あーっ!切れた〜!痛いなあ、今月ピンチなのに…」と叫び、
落ち込んでいます。
切れた瞬間のパン!と言う音が彼等にはレジのチン!と言う音に
聞こえるんでしょう。
そんな方々にはやはりシンセティックガット。
そしてシンセティックと言えば国産ストリングメーカーの雄、ゴーセン。
ゴーセンはナチュラルガットは生産しておらず、シンセティックのみ。
「シンセティックの歴史=ゴーセンの歴史」と言われる程で、
全世界のシンセティック市場の60%、日本国内では70%を占めています。
ゴーセンのストリングしか張った事がない方も大勢いるはずです。
そしてお薦めは、レックテニススクールでの売上げ第1位ストリング
[バイオガットポリマルチ16]
以前は[テックガット16]が抜群の人気でしたが、今や[ポリマルチ16]が
圧倒的人気。
当初「ナチュラルを越えた」と言うキャッチコピーだった事からもわかる様に、
ゴーセンが特許を持つマルチフィラメント集積技術に、生分解性素材の
ソフトさ、ウレタンコーティングの柔軟性、弾力性を加えて反発力、
コントロール性をUPした最高峰シンセティックです。
勿論ナチュラルより安価ですよ。
このストリングはその性能だけでなく、パッケージでも分かる様に
トウモロコシ成分から作られ、土に還る生分解性がエコロジーの時代の
支持を得たんでしょうね。
実際「トウモロコシガット」と可愛く呼ぶ方が多いですよ。
ちなみにゴーセンの1951年創業時の社名は大阪合繊延縄株式会社。
合成繊維の釣り糸、延縄、網糸を製造販売する会社でした。
現在もテニスだけでなく、釣糸、衣料用縫糸、自動車、建築、家電、医療、
インテリア、アグリカルチャー、食品関連と言った様々な分野で
ゴーセンの[糸]が使われています。
頼りになるぜ!ゴーセン!
レックテニススクール 最前線担当:アンドレ・駄菓子
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