オンコートコーチングのお話
いつもレックブログをご覧いただきありがとうございます。
セブンカルチャークラブ伊勢原校の神野でございます。
雨が多い6月を抜けて、いよいよ夏となってきましたね!
気温が急に上がる日も増えていますので、熱中症対策をしてテニスしましょう!
レッスン前、レッスン中、レッスン後の水分補給を欠かさないで下さい。
さてウインブルドンの試合も佳境となってまいりました。
連日NHKで深夜放送をしているだけあって寝不足の方も多いのでは!
選手も大変ですが、観る方も大変ですよね。。。
さて、選手の華々しい活躍の裏で支えている人たち、
今日はいわゆる「コーチ」のお話です。
良く観客席にずらりと並ぶコーチ陣。
錦織選手のコーチで有名なのはマイケル・チャンですね。
最近は往年の名選手がコーチになることも多く、それを見る事も楽しみになってきました。
しかし、テニスには絶対的なルールがあります。
「試合中にコーチはアドバイスをしてはいけない」です。
選手達は試合中、孤独と戦いながら自らの力で戦略を練り勝利に向かいます。
私達コーチ側の心理で言うと、とてもアドバイスしたい!!
自分が面倒を見てきたジュニアの子が試合をしている時など本当にそう感じます。
でもダメなのです!アドバイスの言葉を発する事は出来ません。
もどかしいのですが、それがテニスを楽しくしているともいえるのでしょう。
しかし!試合中にアドバイスが出来る例外があります。
1つはデビスカップなどの国別団体戦。
これはベンチコーチを入れる事が許可されています。
団体戦ならではのルールなのですね。
そして近年話題なのが、WTAで試験導入されている「オンコートコーチング」です。
このルールでは、選手がチェンジコート時にコーチを呼び出してアドバイスを受ける事が出来ます。
アドバイス時はコーチの付けたマイクからスピーカーで内容が全体に公開されます。
すなわち対戦相手もそのアドバイスを聞けてしまうわけです。
プロ選手に授ける作戦等を、観客や視聴者にも伝えてエキサイトしたい!
試験導入の目的としてはそういう感じであるらしいです。
ただ誰にでも聞かれてしまうからか、アドバイス内容は…
「振り切れば入る!」「ここ!思い切っていこう!」「ポジティブに!」 など、
とても簡単なものが多いそうです!
そして、このルール自体とても賛否両論なのだそうです。
テレビで女子の大会などを観ているとたまに出てきますので注目してみてください。
ちなみにグランドスラムはITF管轄なのでこのルールは導入していません。
それではまた!!
セブンカルチャークラブ伊勢原テニススクール http://www.rec-tennis.com/isehara