レックテニススクール

グロメットのお話

いつもレックブログをご覧いただきありがとうございます。
セブンカルチャークラブ伊勢原校の神野でございます。

7月に入り、関東の梅雨明けが発表されました。
ただ、ニュースで「戻り梅雨」というものがあるようで…
初めて聞きましたが、夏本番というわけにはいかないようですね。

この時期ですが、湿度が高くたくさん汗をかきますので、
水分補給は絶対に欠かさないようにしてください!
レッスンが始まる前にあらかじめ飲んでおくことも重要です。
水分不足は熱中症だけでなく、怪我にもつながりますので大切にしてくださいね。

さて、今回はラケットの部品のお話です。
フレーム(本体)、ストリング、グリップなどのメインとなる部品はわかると思います。
意外と重要なのがフレームとストリングの間にある「グロメット」です。

グロメットはストリングが直にフレームに接触することを防ぐ緩衝材の役割です。
ラケットがウッドだった頃はストリングが木に食い込んでも切れることは少なかったようです。
グラファイトのラケットが出始めた頃からラケットが大型化して、
徐々にフレームへの負担が増えていき、グロメットを緩衝材で使うことが増えていったようです。

最近のラケットではフレームの方の成型技術が発達して、
グロメットなしのラケットも出てきました。(プリンスO3シリーズなど)
またグロメット自体も緩衝材と言うよりは、打球感を柔らかくしたり、
ストリングのたわみを増してスピンをかかりやすくしたりといった、
パフォーマンス向上のために使われることが増えてきました。

グロメットの違いで打球感が変わることをウリにしているラケットもありますね。
長細く作って可動域を広げているもの、特別な素材で振動吸収に優れているもの、
調べたり、試打しているといろいろわかって面白いですよ!

最後に、長年ラケットを使用しているとグロメットがひび割れてしまったり、
破損してしまったりする場合があります。(古いモデルに多いですが)
ストリングの張替時にチューブを挿入する等、ほとんどは対処できますが、
あまりに破損がひどいとフレームに直に当たって切れてしまうこともあります。
もしそのようなラケットをお持ちで張り替える場合は一度コーチに相談してみてください!

それではまた!

セブンカルチャークラブ伊勢原テニススクール

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