スタンスのお話
いつもレックブログをご覧いただきありがとうございます。
セブンカルチャークラブ伊勢原校の神野でございます。
6月に入りました。
最近は暑い日が続いていて半そで短パンの日も増えました!
日焼け止め、水分補給、アウトドアの方は特にケアをしながら夏のテニスを楽しみましょう!
「テニスは足ニス!」(アシニス) 聞いたことありませんか?
私は若いころ部活の顧問に毎日のように言われていました。
しっかりとボールに追いつけるフットワーク、
打つ瞬間に地面を踏んでバランスを保ちショットの威力と精度を両立、
どちらもテニスでは欠かせない技術です。
それを定着するために「お前ら!走ってこい!」と顧問が言うわけです。
間違ってはいないのですが…つらかったです…(笑)
トレーニングももちろん大切ではあるのですが、いくら足が速くなっても、
「スタンス」というものを理解していないと最適なショットは打てません。
テニスには大きく分けて3つのスタンスがあります。
●クローズドスタンス
右利きのフォアハンドストロークであれば、左足を右足のななめ右方向に踏み込みます。
体が閉じる方向に向くようになりますので、体の回転がしづらくなります。
スライスなど体が開かないようにするショットには適しています。
しかし厚いグリップでトップスピン系の強打をするには不適切でしょう。
体が閉じる関係でリーチも狭くなるので、あまり使われなくなったスタンスです。
(昔の選手はグリップが薄いため、クローズドスタンスは多かったのですが…)
●スクエアスタンス
いわゆる「まっすぐ踏み込む」スタンスです。
左足をベースラインと垂直方向に踏み込みます。
体重移動がしやすく、方向性がもっとも安定するスタンスです。
テニスを始めたばかりの方はこのスタンスを教わります。
方向性が安定すれば仲間と楽しくラリーができますからね!
試合では浅いボールを強打するときはこのスタンスの方が格段に安定します。
様々なグリップに広く対応できるスタンスです。
踏み込む分、走らされた時の守備面に不安があるくらいでしょうか。
●オープンスタンス
右利きのフォアハンドストロークであれば、左足を右足の左方向に持っていきます。
体は正面を向きやすく、回転運動が最も使えるスタンスです。
また右足1本で軸を作りますので、リカバリーもしやすくリーチも広いのが特徴です。
今のプロ選手に主流な「トップスピンのストローク強打」に適しているスタンスです。
反対にスライスやボレーなどでは体が回りやすくなり方向性が安定しづらくなります。
どのスタンスも長所と短所があり、プロ選手はとても上手に使い分けています。
特にスクエアスタンスとオープンスタンスは用途が広く、
その中間(セミ・オープンスタンスといわれています)のスタンスで戦う選手が多いです。
まず、ご自分のグリップやショットにあったスタンスかどうかチェックしてみてください。
わからなければコーチに客観的に見てもらいましょう。
効率の良いスタンスでテニス力を一段階アップさせましょう!!
それではまた!
セブンカルチャークラブ伊勢原テニススクール http://www.rec-tennis.com/isehara