遺伝は性格にも影響を及ぼすかも!?
皆さん、こんにちは。
セブンカルチャークラブ厚木校の大道寺です。
気温もすっかり秋めいてきた今日この頃。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
先日、才能は遺伝か環境かという記事を書きました。
今回は遺伝で受け継いだちょっと変わった能力を紹介します。
アメリカのアラスカ州で行われる犬ぞりの超過酷レース。
「アイディタロッド」 寒さ、風雪に耐えながら1000マイルを走るレースです。
10数頭の犬に引かれ何日もかけアラスカを横断します。
レースに参加する選手達は、強い犬を揃えるため お金をかけ能力の高い犬達を交配させます。
この過酷なレースを勝ち抜くために、 皆さんなら、どんな犬を選びますか?馬力重視?足の速さ?
2007年、2008年チャンピオンになったマッケイ。
彼は多くの資金源を元々持っておらず、 体力の高い犬達を手に入れることができませんでした。
では何故彼は勝てたのか?
それには彼の犬達のある特徴が影響しています。
その特徴とは「走る欲求が強い」ということです。
彼らの能力は走り出すと脳内の快楽物質が多く出始め、
麻薬に依存するように走ることに没頭しはじめるというものでした。
常にランナーズハイのような状態となり、勢いよく手綱を引っ張ります。
体力が高くとも、走りに貪欲でない犬は休憩が必要になりますが
マッケイの犬は、走り出すのを抑えなくてはならないくらい常に走ろうとします。
速くなくとも常に走り続けられる能力が彼を優勝に導いたのですね。
注目すべきは「欲求」が遺伝により継承されている点です。
一流アスリートになるには努力が必要ですが、
このような遺伝子の影響を受け「努力し続ける才能」というものが
遺伝的に存在するのかもしれません。
遺伝は身体だけでなく精神にも影響する事例でした。
こう考えると、人にはどのような才能があるかはまだまだ未知数。
競技性などによっては、様々な能力が開花することがありそうです。
この記事を見ている皆さんの才能は一体どんな部分にあるのでしょうか。
テニスにおいても戦術に光る方もいれば、身体能力の高さで勝つ方もいるでしょう。
いろんな深め方を楽しみましょうね。 テニスの秋。コートで皆さんをお待ちしています。