レックテニススクール

ワールドツアーファイナル 2016年はどうなる?なこぼれ話

皆さんこんにちは。
セブンカルチャークラブ溝の口校の田中慎一です。

ワールドツアーファイナル見てますか?
年間レースランキングの上位8名だけが出場できる年間チャンピオンを決める特別な大会です。
地上波で全試合を放送してくれているおかげで、世界のトップの闘いに毎晩・毎朝わくわくですね!

このATPワールドツアーの年間最終戦は、、、
第1回が1970年に「ザ・マスターズ」として日本で!開催されました。
以降、各国持ち回り開催となり、1977年からはニューヨークで固定開催。
1990年から「ATPツアーワールドファイナル」に改称し、ドイツで開催。
2000年から「テニス・マスターズ・カップ」に改称、持ち回り開催。
2009年から現在の「ATPワールド・ツアー・ファイナル」となり、ロンドンで開催されています。
ちなみに来年もロンドンです。

今年は、ラウンドロビン(予選)のグループ名が歴代の選手の名前になっています。
シングルスは、「スタン・スミス」と「イリ・ナスターゼ」
初代王者と、第2回から連覇を成し遂げたレジェンドです。

ダブルスは、「アッシュ、スミス」と「フレミング、マッケンロー」
全員アメリカのレジェンドですが、アーサーアッシュ、スタンスミスと言えば、、、
アディダスのビンテージスニーカーでその名を知っている方も多いのでは?
フレミング・マッケンローは78年~84年まで7連覇を達成しているレジェンドダブルスです。

今回の出場者を見てみると
ジョコビッチ(1987年生)
マリー(1987年生)
フェデラー(1981年生)
ワウリンカ(1985年生)
ナダル(1986年生)
ベルディフ(1985年生)
フェレール(1982年生)
そして、 錦織圭(1989年生)

昨年、圭と共に初出場を果たした、ラオニッチ・チリッチは出られず。
2年連続でTOP8入りした圭は、それだけでも凄いことですよね。

しかし、世代交代が騒がれる中、BIG4に、鉄人に、上の人たちはどれだけ強いんでしょうか。。。
進むに連れて、BIG4が安泰かなと思われた各ラウンドロビン。
1位突破したのは、共に全勝のフェデラーとナダル!
ナダルは今年の後半から復調気味でしたが、いよいよ完全復活の雰囲気ですね。
フェデラーのジョコビッチ圧倒劇、圭との激戦、史上最高の王者たる強さは健在。

以前にリターンでの、2ndアタックが流行るかもって言ってたら、
フェデラーが自分のものにしてしまいました。
その名もSABR(セイバー) Sneaky Attack By Roger の略です。
圭の試合でも見せて、解説でもその名が紹介されていましたね。
相手がサービスを打つ為にトスに目線を動かした瞬間に一気にサービスラインまで近づき
超高速タイミングでリターン、そのままネットに詰めてプレッシャーを掛ける奇襲戦法です。

生まれたきっかけは8月のマスターズ大会での、ペールとの練習中だそうです。
移動してすぐで時差ボケもあったロジャーは、プレー時間短縮を考えました。
そこで、強力なペールのサービスに対して、猛ダッシュでリターンしたら、、、見事に成功。
その時は、まだ使えるとは思っていなかったようですが、
その後も練習で何度か試みて、、、 コーチもその気になって、、、ゴーサイン!
US OPENで実際に使って、いつのまにやら名前がついたということです。

2位で通過は、ジョコビッチと、そしてBIG4の一角マリーを破ったワウリンカ!
ワウリンカのこういう試合での、勝負強さというかなんというか、、、

これでセミファイナルは、、、 フェデラーVSワウリンカ ナダルVSジョコビッチ

個人的には久々に決勝でフェデラーVSナダルの激戦を見たいところですが、、、
しかし、私の予想はフェデラーVSジョコビッチで、リベンジ達成のジョコビッチです。

2016年もまだBIG4を中心に、ベテラン健在の闘いになりそうですね。
でも、そこに食い下がった錦織圭がいます。
後半の不調から、ツアーファイナルでの闘いに復調の手応えアリ!
来年はマスターズ、グランドスラム制覇の目標に加え、オリンピックとデ杯WGと国を背負う戦いも。
そして、BIG4を超えて頂点を目指す戦い。
圭の来年のスケジュールは、その辺りを考慮して、かなり絞り込んだスケジュールになっています。
詳しいお話しは来月にでも、、、

それではまた。

関連記事

アーカイブ