同世代
こんにちは。西新井校の田中です。
鈴木貴男選手が「JPTT盛田正明杯」で現役引退しました。
住む世界が違いましたが、同世代であり、多くの歴史をリアルタイムで見てきました。
彼を最初に見たのは高校生の時、夏のインターハイ予選。
ドロー数が多いので多くの会場で開催される東京都大会。
偶然にも、同じ会場校でした。
当時「ビッグシード」で確か4回戦ぐらいからの登場。
その試合見たさに、自分より貴男選手のスケジュールを確認していました。
使っていたのは、ダンロップの名器・MAX200G(だったと思います)。
相手が必死に打ち込んでも、世界に通用したあの速さで簡単に追いつき
相手の全力のスマッシュを、魔法のようなラケット捌き(のような印象)で
その倍の速さ(と感じるくらい)のボールをコートに突き刺して 対戦相手も、
周りの観客も、一瞬呆然とするばかり。
日本の高校生の頂点、世界に出ていくレベルを 初めて目の当たりにした貴重な時間でした。
フェデラーが参戦して話題になった楽天ジャパンオープン。
あの伝説の激戦も、ライブで見ることが出来ました。
記録ではなく、記憶に残る、そういうプレーヤーでした。
最後はTEAM RECのメンバーとして、同じ時間と空間を共有し
テニスの奥深さやプロとしての振る舞い、多くのモノを学びました。
学生の時から今日まで二十余年、、、 いつの時も素晴らしいお手本でした。
おそらくはこれからもずっと。
貴男選手、おつかれさまでした。
そして、ありがとうございました。