マリー復活に見るこれからのリターンの戦術と錦織圭情報なこぼれ話
みなさんこんにちは。
セブンカルチャークラブ溝の口校の田中慎一です。
股抜きロブやら、賞金3億突破やら、何かと話題の錦織圭。
ウィンブルドンのリタイアから、一か月振りとなった復帰初戦のワシントン。
準決勝でチリッチ、決勝でイズナーへのリベンジを果たして優勝!
翌週のモントリオールでは、7連敗中のナダルにまさに圧勝!
昨年のマドリッドでの圧倒しながらの敗戦のリベンジと実力を証明した1戦でした。
残念ながら、準決勝のマリー戦では、極度の疲労による完敗でベスト4、、、 マスターズ初制覇はまたもお預けです。
しかし、昨年のこの時期は欠場していたため、ポイントはまるまるプラス!
ランキングは4位返り咲き、US OPENでの4番シードが濃厚です!
今まではBIG4の誰の山に入るかとか、勝ちあがると誰に当たるとかという話だったのに、、、
ジョコ山、マリー山、フェデ山、、、そしてケイ山ですよ! (錦織山って書いたら、お相撲さんみたいなので、、、)
そして誰が勝ち上がってくるかという立場です! 本当にすごい所まで来てくれました。
そんな錦織圭を圧倒し、No.2に戻ってきたアンディ・マリー。
コーチにレジェンドのビヨークマンを迎えた新体制と結婚?が結果に結びついています。
必要なのはアグレッシブさと言われていましたが、、、
錦織圭の2ndサービスをこれでもかというぐらい前でぶっ叩くリターンがとにかく強烈でした。
ベースライン2mは前に入っていますからね。
異常なぐらいの精度でした。
圭のサービスはそこまで悪くないと思うのですが、、、
昨年に比べて弱点とは言われないレベルかなり進化ましたし、、、
チームマリーは、かなり圭のフォーム・配球のクセを分析しているらしいです。
そしてテニス界一と言われるマリーのラケットセンスと動体視力が成せる技だと思います。
元々がディフェンシブのマリーは、ラリー戦を好む傾向があります。
ところが、、、 昨年のツアーファイナルから、圭に対してこの2ndアタックは明らかに作戦として使っていました。
圭の昨年からの攻撃力向上を警戒してのことだと思います。
そして、読み・反応がばっちり合っての6-3.6-0という圧勝劇に繋がりました。
※後半は圭の明らかな異常がありましたから、前半戦は対等に戦っていましたから心配無用です。
これでまた圭は強くなる!次戦でのマリー対策に期待しましょう。
考えてみれば、リターンゲームで勝負、2ndアタックは圭もやっている作戦。
圭もナダル圧勝劇では、リターン含めてやりすぎなくらいアタックしていましたね。
そんな影響なのか、先日フェデラーもアタックしまくりの試合をやっていました。
ラケットの進化がもたらした影響により迎えたビッグサーブ時代。
サービスキープが基本、ワンチャンスブレークと言われる男子テニス界。
しかし、ビッグサーブだけでは結局上には上がれない現実もあります。
速いだけではダメなんですよね。長い試合の中での駆け引き、バリエーション。
やはりオールラウンド+武器がトップの条件な気がします。
フェデラー・ジョコビッチの強さの一つはそこですよね。
そしてマリー。
ナダルは回復しつつ、新たな進化の途中な雰囲気です。
彼の武器の一つはメンタル。
自信を取り戻すには時間ときっかけが必要です。
ということで、リターンゲームでの新しい戦術として2ndアタック!ブレークしまくる!
が広まりつつある、、、かもしれません。
昔からある?皆やってる?確かにそうなんですけど、ちょっと異次元な感じです。
そんな簡単ではないし、誰にでも出来る訳ではないと思います、、、
US OPENは、2ndサービスをポイントに観戦です!
Go!Kei!
それではまた。